写真や動画をもっと楽しみたい方にとって、FUJIFILMのミラーレスカメラ「Xシリーズ」はおすすめのシリーズ。中でも「X‑T5」と「X‑E4」は、異なる特徴がありながら、人気を集めている2機種です。
皆様の中には、
- X‑T5とX-E4のスペックの差がよく分からない…
- X‑T5とX-E4の価格の違いは?
- 私にはX‑T5とX-E4のどっちがおすすめなの?
と疑問や悩みを抱いている方はいらっしゃるはず。
そこでこの記事では、X‑T5とX‑E4のスペック・機能・口コミ・価格を徹底比較し、どちらがどんな人に向いているのかをわかりやすく解説します。高画素センサーや手ブレ補正機能の差、携帯性の違い、実際の口コミ・レビューまで網羅的にご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
FUJIFILMのX‑T5とX‑E4の概要

FUJIFILMの「X‑T5」「X‑E4」は、いずれも高画質なAPS-Cセンサーを搭載した人気のミラーレスカメラです。
どちらも「Xシリーズ」に属し、美しい色再現と「フィルムシミュレーション」による表現力が特徴です。
「X‑T5」は2022年11月に発売された上位機種で、約4020万画素の「X-Trans CMOS 5 HR」センサーを採用しています。一方の「X‑E4」は2021年2月発売のモデルで、約2610万画素の「X-Trans CMOS 4」センサーを搭載しています。
画像処理エンジンは「X‑T5」が最新の「X-Processor 5」、「X‑E4」が「X-Processor 4」です。そのため、処理速度や被写体検出の性能では「X‑T5」が優れています。
「X‑T5」は手ブレ補正(IBIS)や防塵・防滴にも対応しており、屋外での本格撮影にも安心です。また、最大6.2K/30Pの高解像動画撮影にも対応しており、映像制作にも向いています。
対して「X‑E4」は、ボディ内手ブレ補正は非搭載ですが、約364gという軽さが魅力です。180度チルト式モニターを備えており、自撮りやVlogにも使いやすい設計となっています。
価格面でも大きな違いがあり、「X‑E4」は中古市場を中心に10万円台から入手可能です。「X‑T5」は新品で20万円台後半が中心です。
FUJIFILMのX‑T5とX‑E4の違い
FUJIFILMの「X‑T5」と「X‑E4」は、価格や機能性、撮影性能に大きな違いがあります。以下に比較表を作りました。
X‑T5 | X‑E4 | |
---|---|---|
発売日 | 2022年11月 | 2021年2月 |
画素数 | 約4020万画素 | 約2610万画素 |
センサー | X-Trans CMOS 5 HR | X-Trans CMOS 4 |
画像処理 | X-Processor 5 | X-Processor 4 |
手ブレ補正 | 5軸・最大7段(IBIS) | 非搭載 |
防塵防滴 | 対応 | 非対応 |
動画性能 | 最大6.2K/30P 4:2:2 10bit | 最大4K/30P 4:2:0 8bit |
AF性能 | AI被写体検出AF搭載 | 顔・瞳検出AF |
連写性能 | 最大20コマ/秒(電子) | 最大30コマ/秒(クロップ) |
モニター | 3方向チルト液晶 | 180度チルト液晶 |
ファインダー | 0.8倍/369万ドット | 0.62倍/236万ドット |
サイズ | 約129.5×91×63.8mm | 約121.3×72.9×32.7mm |
重量 | 約557g(バッテリー込) | 約364g(同) |
バッテリー | 約590枚(CIPA) | 約460枚(CIPA) |
SDスロット | デュアル(UHS-II) | シングル(UHS-I) |
Amazonでの価格 (2025年7月時点) | 税込252,668円 | 取り扱いなし |
ここでは以下の10個の順に違いを解説します。
- 解像度と画素数の違い
- センサー世代と処理エンジン
- IBIS(5軸7段)搭載と非搭載の違い
- 防塵・防滴・耐候性の有無
- 動画撮影性能の違い
- AF性能と連写性能
- ファインダー・液晶モニター
- 重量・サイズの比較
- バッテリー・記録メディアの違い
- 価格の違い
解像度と画素数の違い
X‑T5は約4020万画素の「X-Trans CMOS 5 HR」センサーを搭載しています。非常に高精細で、風景や商品撮影でも細部まで表現できます。
一方X‑E4は約2610万画素で、スナップ撮影には十分ですが高解像度用途では差が出ます。
両機ともローパスレスですが、拡大やトリミングに強いのはX‑T5です。高精細な画質を求めるなら、X‑T5のほうが明確に優れています。
センサー世代と処理エンジン
X‑T5は最新のX-Trans CMOS 5 HRとX-Processor 5を搭載しています。X-Trans CMOS 5 HRとX-Processor 5により、センサー世代と処理エンジンによりノイズ処理や色再現、AF精度が大きく進化しています。
X‑E4は旧世代のX-Trans CMOS 4とX-Processor 4を採用しており、処理速度や画像品質でやや劣ります。描写力を重視するなら、X‑T5がおすすめです。
IBIS(5軸7段)搭載と非搭載の違い
X‑T5はボディ内に5軸・最大7段の手ブレ補正(IBIS)を搭載しています。手持ち撮影やスローシャッター、動画撮影で大きな効果を発揮します。
X‑E4にはIBISがなく、レンズ側の補正に頼る必要があります。安定した撮影を求めるなら、X‑T5をがおすすめです。
防塵・防滴・耐候性の有無
X‑T5は防塵・防滴構造と−10℃の耐低温設計で、厳しい環境にも対応できます。屋外での信頼性は抜群です。対してX‑E4はそのような耐候性がなく、雨天や砂埃の中では使いづらいです。アウトドア撮影が多い方はX‑T5をおすすめします。
動画撮影性能の違い
X‑T5は6.2K/30Pや4K/60Pの高画質動画に対応し、10bit 4:2:2記録も可能です。カラーグレーディングや映像制作にも耐えうる設計です。X‑E4は4K/30P・8bit止まりで、画質や編集耐性に差が出ます。動画でも妥協したくないなら、X‑T5がおすすめです。
AF性能と連写性能
X‑T5はAIによる被写体検出AFを搭載し、人物・動物・車などを高精度に追尾します。連写も20コマ/秒で瞬間を逃しません。X‑E4は顔・瞳検出のみで、追従性能は限定的。動きのある被写体を狙うなら、X‑T5がおすすめです。
ファインダー・液晶モニター
X‑T5のファインダーは0.8倍・369万ドットで非常にクリアです。液晶も3方向チルト式で、縦位置やローアングルに柔軟です。X‑E4は0.62倍・236万ドットのファインダーと180度チルトモニターを搭載しますが、汎用性ではX‑T5に及びません。
重量・サイズの比較
X‑T5は約557gとやや重めですが、ホールド性と安定感があります。大口径レンズとのバランスも良好です。X‑E4は364gと軽量で携帯性はありますが、操作性や性能で見劣りします。ホールド性を重視するなら、X‑T5がおすすめです。
バッテリー・記録メディアの違い
X‑T5はNP-W235バッテリーで約590枚撮影可能です。デュアルSDスロットでUHS-IIに対応しています。X‑E4はNP-W126Sで約460枚、スロットもシングルのUHS-I対応です。長時間の撮影にはX‑T5の方が圧倒的におすすめです。
価格の違い
2025年7月現在、X‑T5のAmazon価格は税込252,668円です。X‑E4はAmazonでは取り扱いがなく、中古で約14万円前後。確かに価格差はありますが、性能を考えれば、X‑T5の方が断然おすすめといえます。
FUJIFILMのX‑T5とX‑E4の口コミ・レビュー
ここではX‑T5とX‑E4の口コミ・レビューとして以下の2つの順で解説します。
- X‑T5の口コミ・レビュー
- X‑E4の口コミ・レビュー
X‑T5の口コミ・レビュー
X‑T5はAmazonにて273件の口コミがあり、星4.6の高評価を獲得しています。以下に主な口コミを紹介します。
口コミ①:色が綺麗。
AFもまずまずです。物理ダイアルが便利です。何よりも写りの色が自然で綺麗です。
口コミ②:十分
スチル撮影には十分すぎる機能と写りで、良いカメラだと思います。
口コミ③:デザイン最高
この製品が発売になってから、ずーっとニコンとソニーのフルサイズに気を引かれ迷っていましたが、やはりX-T5のデザインで選びました。小型、軽量、画素数にも満足していますし、ダイヤルがいい、50年前初めて買った一眼レフを思い出し、毎日意味もなく回しています。あまり大型にならないボディのフルサイズが出ると良いですね。
引用元:Amazon
「デザインで選んだ」という方のように、X‑T5はクラシカルで完成度の高い外観も人気です。
声を総合すると、X‑T5は「写り・操作・所有感」すべてにおいて満足できる一台といえます。写真を趣味として楽しみたい方にこそ、X‑T5は自信をもっておすすめできるモデルです。
X‑E4の口コミ・レビュー
X‑E4はAmazonにて184件の口コミがあり、星4.4の高評価を獲得しています。以下に主な口コミを紹介します。
口コミ①:使い勝手が良い!持ち出しやすいサイズ感◎
初めてのFUJIFILM機として、xt30iiを購入。レンズは単焦点23mmf/2(フルサイズ換算35mm程度)を併せて購入。決め手は軽さやデザイン性もありますが、バージョン1からの背面液晶のアップデートとセンサーのアップデート、そしてフィルムシュミレーションの多さです。自分の好みの写りになるよう中の設定はかなりいじくり倒しましたが、満足のいく写りになりました。aps-cセンサーとは思えない撮影データに感動しつつ、撮影ライフを楽しんでいます。
口コミ②:文句なしの名機
色良し、AFよし、形良し!歴史に残る名機
口コミ③:いつも持ち歩くカメラです
写ルンですのように、気軽に持ち歩け撮れるカメラです。フルオートに切り替えれば人に渡して撮ってもらう時便利です。届いた商品は新品かと思うほど美品でした。大切に使いたいと思います。
引用元:Amazon
「写ルンですのように気軽に使える」「フルオートで他人にも渡せる」といった声もあり、スナップ用途としての完成度も高く、毎日の生活に自然に溶け込むカメラとして好評です。X‑E4は本格的な作品撮りよりも、日常の記録や旅行スナップを気軽に楽しみたい人に適しています。
FUJIFILMのX‑T5とX‑E4のどっちがおすすめか?
「私にはX‑T5とX‑E4のどっちがおすすめなの?」と疑問を抱いている方のために以下の2つを解説します。
- FUJIFILMのX‑T5がおすすめな方の特徴
- FUJIFILMのX‑E4がおすすめな方の特徴
FUJIFILMのX‑T5がおすすめな方の特徴
FUJIFILMのX‑T5は、本格的な撮影を求める方におすすめの1台です。4020万画素の高解像センサーと「X-Processor 5」の高速処理性能を備えています。
最大7段の手ブレ補正機能や防塵・防滴性能も備えており、屋外での信頼性も抜群です。6.2K動画対応やAIによる被写体検出AFも搭載し、動画・静止画ともにハイレベルな撮影が可能です。
「作品づくり」「商業用途」など、完成度を重視する方には心強い性能です。また、3方向チルト液晶や高精細ファインダーなど、操作面でも優れています。
価格は税込252,668円(Amazon)と高めですが、それだけの価値があります。軽さよりも機能性と画質を重視するなら、X‑T5を選ぶことをおすすめします。
FUJIFILMのX‑E4がおすすめな方の特徴
FUJIFILMのX‑E4は、日常のスナップ撮影や旅カメラに適した軽量モデルです。APS-Cセンサー搭載で画質も良好。操作性が魅力です。180度チルト液晶により自撮りにも対応し、Vlog用途にも使えます。
価格は中古で約14万円前後とリーズナブルで、コスパも良好ですが新品は流通が少ないのが現状です。初めてFUJIFILMを使う方や、フィルムシミュレーションを楽しみたい方に向いています。
防塵防滴や手ブレ補正は非搭載のため、本格撮影にはやや物足りません。とはいえ「軽快」「気軽」「手軽」を求める方には理想的なカメラといえるでしょう。
FUJIFILMのX‑T5とX‑E4の違いを知って最適な方を選ぼう【まとめ】
FUJIFILMのX‑T5は、画質・性能・操作性すべてを高次元で備えた上位モデルです。一方、X‑E4は軽量で持ち運びやすく、気軽に撮影を楽しめるコンパクトモデルです。
高解像や動画性能、手ブレ補正など機能重視ならX‑T5を。日常のスナップや旅行用ならX‑E4もおすすめです。
おすすめはX‑T5です。ぜひ以下のAmazon、楽天、Yahooショッピングのリンクからチェックしてみてください。
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